『こうすれば必ず人は動く』のレビュー
2020/05/23
『こうすれば必ず人は動く』とは
タイトル: こうすれば必ず人は動く
著者:デール カーネギー , 田中 孝顕 (翻訳)
出版社:きこ書房 (2015/7/18)
おススメ度
★★★★★
(5点/5点満点)
『こうすれば必ず人は動く』の概要
人を非難しない
・まず自分を正す
・間違いを犯したら十分にそれを認める
相手の立場に立つ
・自分が扱ってもらいたいように人を扱う(by C・シュワッブ)
・感情を傷つけず、思いやりをもって行う(面目を保つ)
誰もあなたには関心が無い
・対人の恐怖症を克服する方法
①胸を張って強い人間であると体で表現する
②勇気があるように振舞う
③自分のことを考えるのをやめる
(誰もあなたのことを見ていない)
④怖いと思ったらその通りのことを言う
(ex:お会いするだけで膝がガクガクします)
成功に占める知識の割合は15%にすぎない
・(ビジネスで成功したいなら)
友を作り、人を動かす能力のほうが知識よりも重要
・相手に対する自分の態度が、自分に対する相手の態度を決める
お客様は常に正しいという立場を貫く
・相手に戦いを挑んではならない(自己防衛するだけ)
・相手が間違っているとは決して言わない
事業を飛躍的に伸ばす魔法のようなノウハウ
①人の協力が欲しければ、その人をほめて励ますこと
②挑戦できるのものを与える
③欠点を注意する前には、まず良い点を指摘してから始める
人に重要感を与える
・自分が重要な人物であるという認識を保ちたいという欲求
↑人間の最も深い部部にある衝動
人生におけるあらゆる目標を達成できる方法
・人は本当に望むのであれば、今の仕事の最低2倍をこなすことができる
・1日の計画を立てることで焦りと優柔不断を排除できる
・自ら負荷を課して挑戦してみる
・細切れの時間を有効に使う
議論をしない
・ビジネスで議論に勝っていたら飢え死にする
・勝っても空しい勝利に過ぎない(相手の好意を得ることは出来ない)
・微笑みは一瞬にして人に好かれる
己を知り人を動かす
・人に好かれたければ不機嫌な性格を直す
・他人の欲求や願望をよく考える
・「ありがとう」を言うことを忘れない
・自己憐憫をしたり、自分の苦しみを喧伝しない
・自分がいかに頭がいいか、過去の栄光は喧伝しない
・尊敬されたいなら、自分を他人の前で蔑まない
新たに得られた知識・情報・気づき・考え方など
- 自分が扱ってもらいたいように人を扱う
- ビジネスで成功したいなら、知識よりも人を動かす能力のほうが重要
- 人に好かれたければ不機嫌な性格を直すべき
『こうすれば必ず人は動く 』を読んで実行すること
- 相手が間違っていると言わない
- 自分を他人の前で蔑まない
『こうすれば必ず人は動く 』はこのような人にお勧めします
カーネギーが出演していたラジオ講座を再現した本ということです。
内容的には、自己啓発書の大定番である『人を動かす』との重複もあります。
(というか、同じエピソードも登場します。)
とはいえ、何回読んでも新たな気付きがあるのがカーネギー本のような気がします。
『人を動かす』を読んだ人にも確実にお勧めしたいと思わせるところが凄いですね。
ラジオの再現のため『人を動かす』よりも軽快に読めると思いますし、
どんな人が読んでも決して無駄になることはないでしょう。
カーネギーが説く対人関係の本質はいつの時代でも変わらないんでしょうね。
ということで、最後までお読みいただきありがとうございました!