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本を読み続ける中小企業経営者の読書記録

『営業は感情移入』のレビュー

      2015/09/26

『営業は感情移入』とは

タイトル:「トップセール」1000人の結論 営業は感情移入
著者:横田雅俊
出版社:プレジデント社 (2009/10/30)

おススメ度

★★★★☆
(4点/5点満点)

『営業は感情移入』の概要

営業センスとは「感情移入」する力のことである

・必ずしも先天的な能力ではなく、事後的に獲得することが可能。
・これを身に付けるには以下の能力を向上させる必要がある。
①知識力、②観察力、③質問力、④想像力、⑤共感力、⑥記憶力
これらの各能力を高める方法を紹介。

感情移入のポイント

①顧客の立場を想像する
②とにかく顧客接点を増やす
(顧客の感情はすぐに変化⇒アプローチの仕方を変更)
③顧客の動機を把握する
(理由の確認、ヒアリング力が重要。ヒアリング力不足の要因について)

営業による差別化の重要性

・近年、営業格差が拡大している。営業の差別化は不可欠。
・営業担当者は顧客の「パートナー」として認められることが必要。
(「真面目」「一生懸命」など従来型の要素は、当然の前提事項に過ぎない)
・顧客の「パートナー」とは、プロフェッショナルとして
「相談できる人」「アドバイスをしてくれる人」「有益な情報を持ってきてくれる人」
のことである。

新たに得られた知識・情報・気づき・考え方など

  • 営業担当者へのアンケートによると、「売れたきっかけ」の第一位が「上司・先輩のサポート」となっている

『読んだら忘れない読書術』を読んで何を実行するのか?

  • 定期的に営業勉強会を開催。顧客アプローチの成功事例・失敗事例を共有する。

『営業は感情移入』はこのような人にお勧めします

つい「営業センス」という言葉を使ってしまう人

ということで、最後までお読みいただきありがとうございました!

 - 営業系, 書評