『社員29人以下の会社を強くする50の習慣』のレビュー
2020/05/23
『社員29人以下の会社を強くする50の習慣』とは
タイトル: 社員29人以下の会社を強くする50の習慣
著者:金村秀一
出版社:明日香出版社 (2015/11/11)
おススメ度
★★★☆☆
(3点/5点満点)
『社員29人以下の会社を強くする50の習慣』の概要
会社の仕組みをつくる習慣
・年間スケジュールを立てる
→担当者を割り振ることが大事
・全ての業務をマニュアル化する
→ブラックボックスが存在している限り、退職等で業務レベルが低下
→バージョンアップを続けることが大事
社内の環境を整える習慣
・モノの置き場所を決める
・モノを捨てる
社長の仕事の習慣
・社内の価値観を合わせる(ベクトル勉強会)
・社員教育に投資
・会社の歴史を教える
社員とコミュニケーションをとる習慣
・小さな行いに感謝する
・社員をほめて期待する
⇒期待することをあきらめた瞬間に社員の成長は止まる
・報告を聴きに行く
⇒社員が率先して報告してくれるというのは間違い
会社の数字を管理する習慣
・社内にスコアボードをつくる
・経営計画書を作る
・5ヵ年の中期計画を立てる
⇒業績が良いうちに次の事業の種を撒き続ける。
(新しいことに挑戦し続ける必要がある)
お客様を獲得する習慣
・お客様をえこひいきする
・ライバル会社をチェックする
⇒いまの事業テリトリーで勝てない会社が
新しいところで勝てるはずがない。
社長の日常の習慣
・メンターをもつ
・あらゆることを記録する
(バスルームにまでメモとペンを置く)
・定期的に人と会う(事務所などではなく会食を兼ねて会う)
→付き合う人を変えることで人生が変わる
⇒良質な質問を準備しておくことが大事
新たに得られた知識・情報・気づき・考え方など
- 社員が率先して報告してくれるというのは間違いである
- 人と会う際には、良質な質問を準備しておくことが大事
『社員29人以下の会社を強くする50の習慣』を読んで実行すること
- 業務マニュアルの作成とバージョンアップを徹底する
『社員29人以下の会社を強くする50の習慣』はこのような人にお勧めします
典型的な中小企業の運営ノウハウ本で、
「習慣」の重要性を切り口としながら成功事例をまとめています。
(著者は飲食系のビジネスをされている方のようです)
武蔵野の小山社長が師匠とのことで、その影響を感じる内容だと思います。
中小企業運営本をたくさん呼んできた人には目新しい情報は少なそうですが、
習慣を”50″も紹介すれば、いくつかは有益な気付きもあるかと思います。
まだ経験が少ない段階の経営者の方にお勧めします。
ということで、最後までお読みいただきありがとうございました!