『ほめる生き方』のレビュー
2020/05/23
『ほめる生き方』とは
タイトル: ほめる生き方
著者:西村貴好
出版社:マガジンハウス (2012/5/24)
おススメ度
★★★★☆
(4点/5点満点)
『ほめる生き方』の概要
あなたの「ほめ達!」度をチェック
・「ほめる」の定義:価値を発見して伝えること
・「ほめ達!」検定の内容を紹介
①自分が言われて嬉しいほめ言葉を出来るだけ多く書き出す
②価値の創造:一般的な短所を長所に言い換える
③価値の発見(人物):周りの人の素晴らしい点を書き出す
④価値の発見(出来事):ピンチに対して「これは何のチャンス?」と考える
⑤人生の価値を伝える:貴方にとって「人生とは」「仕事とは」「家族とは」等
あなたも「ほめ達!」になる
・「ほめ達!3S+1」:①すごい!②さすが!③素晴らしい!
※ほめられない場面では「そうくるか!」「惜しいなぁ!」
・「まずほめよ!あとはそれから考えよ!」の精神が大事
・3Sフォーメーションの流れ
- 目につくものを探す
- ほめるポイントを見つけたら、迷わず「すごい」(つぶやくように)
- すごいですね、この○○、こういうところが(内容説明)
- さすが!
- 「さすが□□さんの・・・」
- 素晴らしい(つぶやくように)
・単にほめるだけでなく、その人の周囲に及ぼすいい影響を併せて伝える
・質問をほめる⇒「いい質問ですね」
・感謝でほめる
・聞き上手こそが「ほめ達!」
→凸(長所)が多すぎると「ほめ達!」になりにくい
→凹(短所)をつくって相手の話しを引き込む懐の広さが大事
⇒自分が凹ませておくと、相手が凸を示してくる
⇒ピースが繋がり、自分の人間力が大きくなる
「大金持ちにお金が集まるように、感謝の億万長者には感謝が集まる。
価値発見の達人には更に価値が集まってくる」
「ほめ達!」になると得られるもの
・相手が成長する
→正しいことの指摘(正論)はモチベーションを下げる
・相手と良好な関係を築ける
→できるだけ小さな事実をほめる、真剣にほめる
・成長が加速する
→成長の原因をインタビューしてあげる
(最高にほめてあげられる手法)
・尊敬される
→「尊敬されたいなら尊敬してしまえ」
・人間力が上がる
→人は相手の本質を見抜こうとするときは(アクションではなく)
リアクションをみるので「すぐに」ほめることが大事
⇒潜在意識で使っている言葉が出てしまう
⇒口に出る言葉を常々意識しておく必要がある
(プラス思考のポジティブな言葉が反射的に出ているか否か)
「ほめ達!」として生きる
・「チャンク」(chunk:塊)を使ったコミュニケーション
⇒チャンクの高い言葉と低い言葉を組み合わせる
・芳しくない数字を見たときに生じてしまう負の感情を切り離す
・モチベーションの上げっ放しは罪である
⇒次の行動につなげるように背中を押す
新たに得られた知識・情報・気づき・考え方など
- 「ほめ達!検定」というものがある
- ほめられない場面でも「そうくるか!」という言葉がある
- その人の周囲に及ぼすいい影響を併せて伝えてほめると効果が高い
- ほめっ放しにするのではなく、次の行動につなげるように促すことが大事
『ほめる生き方』を読んで実行すること
- 今年中に「ほめ達!検定」を受ける
- ポジティブな言葉が反射的に出るように意識する
- 芳しくない数字を見たときに生じる負の感情を切り離すことを意識する
『ほめる生き方』はこのような人にお勧めします
色々な自己啓発本を読んでいて、多くの書籍がその重要性に言及しながら、
日頃の自分に明らかに不足していると思っていたことが「ほめること」です。
人を褒めることって、上から目線な気がしてイヤなんです。
自分が人を褒められるような優れた人間なのかとか思ってました。たぶん。
白々しいし、恥ずかしいし、とにかく苦手なんですよね。
とはいえ、人を率いる立場になってしまった以上、
褒めることが普遍的に効果が高い行動であるのであれば
苦手なものでも勉強してみようかなと思いまして、
褒める系の本を3冊まとめ買いしました。その1冊目がこちらです。
とにかく、自分に不足していることですし、
学んだこともなかったので、すべてが有用でした。
褒めることは、確かに重要なスキルですね。価値観が少し変わりました。
自分は知らなかったのですが、
著者の西村さんという方は有名な人なんですね。
(自分の奥さんもテレビで見たことがあるといっていました)
人の価値観を、ポジティブな方向に実際に変えてしまう、
これは本当にすごいことだと思います。
さすが「ほめ達」ですね。勉強になりました。
せっかくなので「ほめ達!検定」も申し込んでみようと思います。
「褒めたいけど、どうしてよいのかわからない」
「褒めたいけど、その勇気(?)がない」
「他人(社員など)の良くない点ばかりが目についてしまう」
といった方にお勧めします。人によっては大きなヒントを得られる気がします。
ということで、最後までお読みいただきありがとうございました!