『なぜ8割の企業がリスティング広告で失敗するのか?』のレビュー
『なぜ8割の企業がリスティング広告で失敗するのか?』とは
タイトル:なぜ8割の企業がリスティング広告で失敗するのか?
著者:長橋真吾
出版社:海拓舎出版 (2014/6/10)
おススメ度5>
★★★☆☆
(3点/5点満点)
『なぜ8割の企業がリスティング広告で失敗するのか?』の概要
リスティング広告でうまくいかない理由
・手軽かつ低リスク→事業計画・戦略が弱い
⇒オフラインビジネスと同じ行動が必要!
・リピーターナシの収益構造はありえない
・パーツごとの数値判断はNG
⇒(×)リスティング広告だけに原因がある
(○)サイト・ビジネスモデル自体に問題がある
※「リスティング広告=売上を伸ばすツール」ではない。
⇒サイトを持つことはオフライン店舗を持つことと同じであり、
リピーターからの売り上げで商売を成立させる必要がある。
成功する企業の共通点
・①集客、②セールス、③リピート、のすべてが必要である
・「セールス」→ホームページ(ランディングページ)が優れている
⇒[結果が出ている=イケているサイト]
⇒デザイン、キャッチコピーだけではダメ。「セールス力」が大事
・「リピート」→結局リピートの強い企業が生き残る
⇒ビジネス構築の問題である
リスティング広告の成功法則
・広告文を使ったセグメント戦略→コンバージョン率UP
・掲載順位は1位でなくても良い(比較してから選ばれる)
・ランディングページを継続改善
ランディングページ制作
・興味付け(読む体制):キャッチコピー
↓
・話に引き込む:資格や実績の提示、共感できる話
↓
・納得してもらう:解決できる根拠、メリットの裏付け
↓
・クロージング:行動メリット、アクション
新たに得られた知識・情報・気づき・考え方など
- サイトビジネスにオフラインビジネスの感覚をもつが必要
『なぜ8割の企業がリスティング広告で失敗するのか?』を読んで実行すること
- ランディングページのブラッシュアップ
『なぜ8割の企業がリスティング広告で失敗するのか?』はこのような人にお勧めします
リスティング広告を活用しているが、あまり成果が出ていない人には一読の価値があると思います。
自分は、リスティング広告を始める際の事前勉強用に読んでみました。
実際にリスティングを始めると、掲載順位やクリック率、CPAといった数値ばかりに関心が向かいがちになるかもしれません。
ただ、どれだけ「集客」がうまくいっても「セールス」が無いと売上げにはなりません。
そしてスポット売上があっても、「リピート」が無いと中長期的なビジネスとしては成り立たないことが殆どですよね。
要するに、サイトビジネスもオフラインビジネスと同じで、きちんとしたビジネスモデルを構築する必要がある、という当たり前のことを再確認させてくれる本です。
ということで、最後までお読みいただきありがとうございました!